沖縄の高齢者の中で流行中のシニアボーリング

 

 

今回は思わぬ企画で、それはある手続きの待ち時間に宜野湾ボーリングでマッタリとしていたところ、一人の男性から思わぬ会話へ発展したため、記事にすることにしました。

まず、見渡す限り、レーンが並んでいるわけですが、ほとんどの人が高齢者の方だったのです。

正直なところ、驚きを隠せませんでした。

私がイメージするボーリングとは、“若者の溜まり場”です。

中学の頃、毎週日曜日には“朝ボー”といって、1時間、1レーン800円で投げ放題というお得なキャンペーンがあって、そこで毎週友人と集っていたものです。

若者が集まると思っていた私に、全く新しい価値観を与えてくれたこの機会を記事にまとめてみました。

突撃インタビュー!

私としては時間潰し・・・しかしそこで何気無くタバコを吸う男性と話をする機会がありました。

Tさん(63歳)に話を伺った。

私「お年寄りの方多いですよねー」

Tさん「若者は昼間は働いているから、この時間はシニアの人たちがほとんどやね。今から俺もする」

私「どのくらいの頻度でボーリングするんですか?」

Tさん「週1回は必ずここで投げている。・・・あ、投げるのは週3くらいで投げてるかな」

Tさんはボーリングをすることを“投げている”という表現をしていたのですが、普通、ボーリングをすることを“投げる”と表現するのか?と思いました。

私「えっ!そんなに!」

Tさん「これくらい普通、普通。色んなリーグや(シニアの)イベントがあって、そこで交流会がもたれるから、定年した人たちが参加するよ。ほら

Tさんが掲示板に貼られて紙を見せてくれた。

なんと、シニアの方々の参加者が111名!

他にも色々なリーグの表があって、Tさんは何度か上位入賞したことがあるそうです。

それにしても、なぜこんなにも多くの人が・・・?

と掲示板を見ているとTさんの姿が見えなくなっていた。

「あれ・・・?」と思って待つこと1分。

大きなエナメルバッグをもって登場。

しかも台車を使って専用バッグの他、マイボール3つをもっていました。

14ポンド(約6.4kg)の重さ!!

私「何ですかこれ(苦笑)お父さん、プロですか?」

Tさん「いや、(シニアの)みんな持ってるよ」

まさか・・・と思い横を振り返ると

みんなボーリング用マイバッグ持っていた!!

沖縄の高齢者の方々は、ボーリングをする人が多いのか・・・

Tさんが投げるのを撮影許可をもらい、しばらく眺めていることに。

 

整い過ぎたフォームも見惚れますが右手のグローブが気になります。

アベンジャーズ・インフィニットウォーのサノスのガントレットを連想させます(左手ですが)

出典元:https://king06.com/archives/26508

1ゲームを終える直前のTさんのスコアを見てみると・・・

ストライクとスペアしかない・・・。

シニアボーラーのレベルは、こんなに高いのか。

そこでOさん(80代)が登場。

何と、沖縄の(野球とか)なの知れた高校のボーリング部のコーチをしているそうです。

TさんはOさんの主催するボーリング教室の生徒さんだったらしい

Oさんは多くのボーリングイベントや月例会を主催し、沖縄の幅広いエリアで高齢者の集いの場を提供してきた。

Tさんが2ゲーム目を淡々と投げ始めたので、Oさんに話を伺ってみることに。

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定年退職したら人との交流がなくなる。

 

Oさんから伺った話をまとめながら、心に残ったことを書き綴っていきたいと思います。

定年退職後、多くの高齢者が悩む問題は人との交流がなくなることです。

ウチナーグチでは「やーぐまやー」といって、「家にこもる」という定年後の高齢者が抱える問題であります。

そうなった時に、高齢者の方が誰かと交流できる場を提供するために、ボーリングを始め多くの公共施設でシニアサービスを行うようになりました。

 

ゴルフからボーリングへ

 

40~50代の方の中では、ゴルフをする方が多いらしく、定年後にはゴルフからボーリングへと移行する人が多いそうです。

ゴルフをしようと思ったら、1ヶ月前から予約を入れたりするのですが、ボーリングではそういったこともなく、朝昼には同年代の方々が多く、いつ行っても気軽に遊べるという点がボーリングの魅力だそうです。

また、ボーリングには基本的な型さえ抑えていれば、あとは自分のスタイルを織り交ぜてすることができるため、誰でも取り組めるスポーツである、とのこと。

ボールの重さも調節できるし、転がすだけでもできるので、高齢者の方でも取り組みやすいという点においてはボーリングは優れているのです。

目的は「健康ボール」

 

「長く健康でいられて、しかも体を動かして、仲間とともに過ごすことが出来る場、これがわたしたちにとってのボーリングです」

ボーリングをする人には色々な人がいて、初心者から上級者まで誰でも楽しむことが出来るスポーツです。

スコアで上位を狙う人、上手くなりたい人もいれば

初心者でただ楽しみたい人、遊びたい人がいます。

それと同じように、高齢者の方々の中でもボーリングを通して人との交流を持つ、ということが健康でいられることだそうです。

介護施設から来られる方も多いらしく、車椅子の方でも遊べるようにバリヤフリーを実施しているギノワンボーリング。

話している最中、前の方でひたすら投げるTさんを眺めるOさん。

 

Oさん「彼はまだ若いよ・・・。これから全然いける」

私「若いって、いうても63歳ですよ?」

Oさん「私は80だからねぇ(笑)60代なんてシニアでは若い方だよ。ほら、あそこの今投げようとしている人、彼も80越えてるよ」

世代の中に、さらに世代があるんだなぁと思いました。

小学校、中学校、高校、大学、そして社会へと出ていけば世代というものを実感することがあると思います。

しかし、私にはまだわからない“世代の中の世代”というものに触れた良い機会でした。

 

人はいつまでも、人と関わるべきだし、人と関わることで、心も満たされて健康へとつながるんだなぁと思いました。

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まとめ

思わぬ機会でしたが、とても良い時間を過ごすことができました。

定年後したから、歳をとったからといって、楽しみが減るのではなく、

若い人たちが楽しく遊んでいるのと同じくらいに、こういった場所で交流を持ち、体を動かして遊ぶことが出来るということを学びました。

これを読まれる方の近くに、高齢者の方がいれば、ぜひ勧めてほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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